「3センチ」と聞くと、その長さをどう感じますか?
単なる数字のように思えるかもしれませんが、実は日常生活でよく使われる寸法です。
例えば、メルカリでの販売では、商品を梱包する際に厚さが3センチ以内であるかを確認することが非常に重要です。なぜなら、3センチを超えると送料が高くなってしまうからです。そのため、商品のサイズを適切に管理することが欠かせません。
ただ、普段から3センチメートルを計るための専用ツールを常に持っているわけではありません。私自身、以前100円ショップで買った計測ツールをどこにしまったのか見つけられず、困ったことがあります。大切に保管していたつもりでも、いざ必要な時には見つからないものです。
そこで、手軽に手に入る日常のアイテムを使って3センチを測る方法を探ることにしました。
この記事では、身近なアイテムを使い、3センチメートルを測る目安をわかりやすくご紹介します。
3cmはどれくらい?硬貨を使って図ってみよう
お財布の中にある硬貨を使って3㎝を図ることができます。
キャッシュレスの支払いが増えて小銭を持ち歩くことが少なくなってきたとはいえ、まったく硬貨を持ち歩かない方は少ないと思います。
ここでは、いくつかの種類の硬貨を使って3cmを図る方法をおつたえしますね。
500円硬貨を使った3センチメートルの測定方法
日常的に使われる500円硬貨を利用して、約3センチメートルを測定することができます。
500円硬貨の直径はおよそ26.5ミリメートル(2.65センチメートル)で、これは3センチメートルより少し短いです。
ですので、「3センチメートルは500円硬貨の直径よりちょっと長い」と覚えておくと便利です。
この方法であれば、500円硬貨があれば、手軽に3センチメートルの大体の長さを知ることができますね。
5円硬貨を使った3センチメートルの測定方法
次に、一般的な財布によくある5円硬貨を使用して3センチメートルを測ってみましょう。5円硬貨は縁起が良いとされ、多くの人が財布に入れていますね。この方法では、5円硬貨を2枚使用します。まず、平らな場所に5円硬貨を2枚並べてみてください。
5円硬貨の穴の端から外側までの距離は約0.85センチメートルで、これに別の5円硬貨の直径2.2センチメートルを足すと、合計で約3.05センチメートルになります。
0.85cm+2.2cm=3.05cm
50円硬貨を用いた3センチメートルの測定法
もし5円硬貨がない場合は、50円硬貨2枚でも3センチメートルの長さを知ることができます。50円硬貨を2枚並べて、その直径2.1センチメートルと穴から端までの距離0.85センチメートルを足すと、合計で約2.95センチメートルになります。注目すべきは、50円硬貨の直径が5円硬貨よりも少し小さいという点です。
2.1cm+0.85cm=2.95cm
1円玉を2枚使って測定
1円玉を2枚使って測定する方法もあります。
1円玉は1枚2cmです。
2枚並べると4㎝。
ですが、並べるのではなくて重ねてみましょう。
片方の1円玉の端を、もう一枚の中心くらいに合わせると、3㎝になりますね。
ペットボトルのキャップの直径での測定
ペットボトルのキャップの直径はほぼ3センチメートルなので、これを使って測定することもできます。
興味深いことに、ペットボトルのキャップ2つ分は大さじ1杯分の量と等しいです。
多用途に使えるペットボトルは、使用後も洗って保管しておくと様々なシーンで便利です。
ちなみに、ペットボトルの飲み口の直径は、だいたい2.8センチメートルです。こちらも併せて覚えておくと便利です。
なお、ペットボトルのサイズは厳密な規格ではないため、商品によってサイズが異なる場合がありますので注意が必要です。
手の指を使って図る方法
自分の体を使って3センチメートルを測る方法もあります。
人差し指の爪を親指の第一関節に当てて輪を作ると、その内側の直径が約3センチメートルになります。
実際に試したところ、大体3.2センチメートルでした。
この方法で測る際は、輪の内側の直径を測ることが大切です。ペットボトルの飲み口が約2.8センチメートルであるため、作った輪と比べてみるのもおもしろいですね。
また、小指を使って図る方法もあります。
一般的な成人の小指の先端から第一関節までの長さは、だいたい3センチメートルです。ただし、この方法は個人差があるので、目安として考えるのが良いでしょう。私の場合は、2.5センチメートルでした。
もちろん、人それぞれ手の大きさが違います。
あらかじめ自分の手で試して、どのくらいのサイズか知っておくと便利です。
レシートを半分に折って3センチメートルを測る方法
多くのレジスターは主要メーカー製であるため、スーパーやコンビニで受け取るレシートはだいたい同じサイズになっています。一般的なレシートの横幅は約5.8センチメートルです。
このレシートを縦に半分に折ると、長さが約2.9センチメートルになります。これは3センチメートルに非常に近いため、測定に便利です。
5.8cm÷2=2.9cm
普段、ため込んでしまうレシートをこんな風に使う方法もありますね。
3cmの本を使って他の物の厚さを測る方法
「本」を使って3cmの厚さを測る便利な方法をご紹介します。
本の厚さはページ数や表紙の素材に応じて変わりますが、通常400ページの本は約3cmとなります。このような厚い本は、読書を趣味にしている人でなければ手持ちにないこともあります。
それに対して、1.5cmの厚さの本はだいたい200ページ程度で、より多くの方が持っていることが一般的です。
この1.5cmの本を2冊合わせると、簡単に3cmの厚さが得られます。2冊を合わせて3cmになるかを確認することで、必要な厚さの基準として活用できます。
特にオンラインで商品を販売する際に厚さが重要な要素となることがありますので、事前にこれらの本を定規で測っておくと、より正確に基準を設定することができます。
郵送時の厚さ3cmを測りたい場合
商品を郵送する際、厚さ3cmを守ることは送料を節約する上で非常に重要です。
特にメルカリなどのオンラインマーケットプレースでは、この厚さの基準が大きな影響を及ぼします。なぜなら、商品の厚さが3cmを超えてしまうと、通常よりも格段に高い送料がかかってしまうからです。これは、厚みが増すことにより配送の扱いや必要なスペースが大きくなるためです。
実際に、厚さを3cm以下に抑えることで大幅な送料の節約に成功した事例もあります。これにより、販売者はより経済的に商品を送ることが可能となり、特に頻繁に発送する人にとっては、コスト削減が事業の成否に直接関わってくるため、非常に重要です。
今まで紹介した3cmの測り方で不安がある場合、郵送物の3cmを測れる「厚さ測定定規」という商品があります。こちらを使ってみると安心して送ることができます。
まとめ
普段の生活で手軽に3センチメートルを測る方法があると、メルカリなどの発送時にとても便利です。ハードカバーの本のように、3センチメートルに近い厚さの物を包装する際に特に役立ちます。包装材の使用方法によっては、厚さが変わるため、そこが腕の見せ所です。
特に、夜中に家中を探し回って定規を探す必要がなくなるので、子どもがいる家庭には便利です。
定規が手元になくても、3センチメートルを測りたいときには、ぜひこの記事を参考にしてみてください。