以前は常に現金払いをしていましたが、2020年の新型コロナウイルス流行を機に、支払い方法をクレジットカードに変更しました。
私が住んでいる地域は買い物が不便なため、現在は食料品や日用品を主にオンラインで購入しています。これにより、現金を使う機会が減少しました。
クレジットカードは便利ですが、使い過ぎると支出の感覚が鈍るため、計画的に使うことが必要です。
1.適切な時にのみ使用する
クレジットカードの利便性は非常に高いですが、無計画な使用は問題を引き起こす可能性があるため、使用するタイミングをあらかじめ決めておくことが重要です。
計画的な支出に制限を設ける
生活必需品や固定費にはクレジットカードを使い、衝動的な購入には現金やデビットカードを使用するよう心掛けています。特に、固定費の支払いは日本では一般的に口座引き落としが多いですが、クレジットカードで支払うことで支出が明確になり、管理しやすくなります。
衝動買いを避けるためには、クレジットカードの使用を控えることが効果的です。これにより、貴重なお金を無計画に使っている実感を持つことができます。
「買わない日」を設ける
私は「買わない挑戦」を継続しており、定期的に購入制限を設けることで無駄遣いを減らすと共に、クレジットカードの使用頻度も自然と抑えられています。
2.予算設定と使用限度の定め
クレジットカードを使うとつい出費が増えがちなので、計画的に家計予算を管理することが大切です。
大まかな予算管理
収入と支出を見直し、支出のパターンを把握してから予算を立てています。デジタルツールも便利ですが、手書きで予算を管理すると、金銭の流れをよりリアルに感じることができます。
クレジットカードの使用上限設定
クレジットカードの月々の使用額には自ら限度を設けています。例えば、カナダではクレジットスコアを良好に保つために利用額を限度の30%以内に保つことが推奨されています。日本ではカード使用が少なめですが、前年の使用額から10%減を目標に設定するなどして、適切な使用限度を定めています。
3.キャッシュバックの活用
使用しているクレジットカードでは、選んだカテゴリーで2%、その他は0.5%のキャッシュバックがあります。私の場合、食料品や外食(Uber Eatsも含む)、サブスクリプションがキャッシュバックの対象です。住環境の変化に応じて、以前はドラッグストアを優遇していましたが、外食にカテゴリーを変更しました。また、Amazonでのショッピングには、1%キャッシュバックのある別の金融機関のプリペイドカードを使用しています。
目的明確なカード使用
ポイントやキャッシュバックを目的にカードを使用するのではなく、「支払うならキャッシュバックの多いカードを選ぼう」という方針でカードを使い分けています。リワードプログラムに依存しすぎると無駄遣いをしてしまうことがあるため、常に「必要なものを購入すること」を念頭に置いています。
4.全額返済の徹底
購入後、請求書が届く前にクレジットカードの残高を全額清算する習慣をつけることが、余分な利息を払うことを避けるポイントです。
分割払いとリボ払いの落とし穴
リボルビング払いは一見便利で計画的に見えますが、総支払額が曖昧になりがちで、通常よりも高い利息が加算されることが多いです。リボ払いを利用する際は、その条件と利息についてしっかりと理解することが必要です。
自動引き落とし機能を活用する
自動引き落としを設定しておくことで、支払いを忘れるリスクを減らし、クレジットカードの管理が容易になります。プライベート用とビジネス用のカードを使い分け、ビジネスカードは手動での支払い日を設定し、プライベートカードは自動引き落としを利用しています。
5.現金感覚でのクレジットカード管理
クレジットカードの使用は、現金を扱うかのように慎重に行い、無駄遣いを防ぎます。
支出の即時記録
購入の度に支出を記録することが重要です。手書きが難しい場合はデジタルノートや家計簿アプリを使って、支出と予算のバランスを常にチェックします。
専用口座での資金管理
クレジットカードの支払い用に専用の口座を設け、その口座には月ごとの予算を事前に入金しておくと、出費管理がしやすくなります。これにより、カードの使い過ぎを防ぎながら、資金の流れをより直感的に管理できます。
6.取引明細の定期チェック
クレジットカードの取引明細は、毎月郵送される場合とアプリでリアルタイムにチェックできる場合があります。定期的に明細を確認することで、支出のパターンを理解し、不正利用の兆候を早期に発見できます。これは、日常的な金銭管理においても意識を高める効果があります。
不要な定期課金の確認
定期的に明細を見ることで、不要になったサブスクリプションサービスや定期購入商品が明らかになることがあります。これらは無駄な出費となるため、見つけ次第解約するのが賢明です。
7.キャッシング機能の使用を控える
クレジットカードのキャッシングは、通常の購入に比べて高金利が適用されるため、可能な限り使用を避けます。消費財を購入する際のキャッシングは特に避け、必要な場合は他の資金調達方法を検討します。緊急時には、無利子の家族からの借入れや短期アルバイトを検討するなど、金利負担のない方法を優先します。
まとめ
クレジットカードを適切に使用すれば、多大な利益をもたらすことができますが、使い方を間違えると経済的な負担が増大する恐れがあります。
自分の生活スタイルに合った使用方法を見極め、節約と資産形成をバランスよく行いながら賢く管理しましょう。