使わなくなった布団の処分方法：切って燃えるゴミに出すコツ

家で使っていた布団が、ダニがわいたり汚れてしまったりして、もう使えないという時がありますよね。「そのままゴミ袋に入れて燃えるゴミで出しても問題ないのかな？」「できればお金をかけずにどうにかしたいけど、どうしたらいいの？」と考える人も多いでしょう。

この記事では、そんな時に役立つ、使わなくなった布団の上手な処分方法についてご紹介します。ハサミを使って切るコツや、ニトリや他のホームセンターが提供する布団回収サービスがあるかどうかもお伝えします。

布団を捨てる時の注意点：燃えるゴミでOK？

地域によって異なるものの、布団を捨てる際は通常、大きなごみとして分類されます。

たとえば、大阪市や東大阪市では、布団は大型ごみとして処理されます。大型ごみとは、一辺または直径が30cm以上の物をさします。この場合、布団4枚で200円、長さ3メートル以下なら400円の処理費がかかります。

東京をはじめとする他の地域では、処理に費用が発生することもありますが、地域によって異なるため、住んでいる場所での正しい処分方法を確認することが大切です。料金は数百円からで、事前の予約が必要なケースがほとんどです。

大型ごみ処理券は、郵便局やコンビニで買うことができますので、布団を捨てるのはそこまで難しくありません。しかし、「ただゴミ袋に入れればいいのか？」と疑問に思うかもしれません。圧縮袋に入れた布団をゴミ袋に出すことができますが、空気が漏れてしまい圧縮袋が膨らむことがあるので、その点は注意が必要です。自治体によっては、布団を丸めてゴミ袋に入れることが許可されている場合もあります。

自分の自治体の規則をよく調べ、直接ゴミ袋に布団を入れて処分しても問題ないかを確認することをおすすめします。

布団を切ってゴミに出すコツ

布団を捨てる際に、ゴミ袋に入れるためには30cm以下の大きさに切り分ける方法があります。この作業には少し手間がかかりますが、その分、廃棄費用を節約し、かつ可燃ゴミとして処理することができるようになります。

布団を切りやすくするためには、キッチン用の頑丈なハサミや、布を切るための専門のハサミを使うと良いでしょう。これらのハサミを使用すれば、小さなハサミよりも効率的に、スムーズに布団を小片に切り分けることが可能です。

切り分け作業をする際は、布団の中身が飛び散る可能性があるので、マスクやエプロンを着用するなどして自分を保護することが大切です。作業後は、切り分けた布団をゴミ袋にしっかり収め、掃除機で細かな繊維を掃除して綺麗にしましょう。

ただし、布団の材質によっては、キッチン用や布専用のハサミでも切りにくい場合があります。そのような時は、もっと強力なハサミを購入することをお勧めします。

家具店で布団の引き取りサービスはある？

使わなくなった布団を引き取ってくれる家具店がいくつかあります。たとえばニトリでは、不要になった布団の回収サービスを行っていますが、無料ではなく3000円（税抜）の費用がかかります。新しい家具をニトリで買う際に、布団の引き取りを依頼すると、家具代と合わせた追加費用で処理してもらえます。新しい家具の購入を考えているなら、不要な布団の処分も同時に行うと便利です。

※この情報は2022年12月時点のものです。

布団を扱う他の店舗ではどうでしょう？しまむら、イオン、コーナンなどの店舗での回収サービスについて見てみましょう。

しまむら

しまむらでは、布団の回収サービスを提供していません。

イオン

イオンでは、条件を満たす羽毛製品を無料で回収しています。羽毛含有率が50％以上で、湿っていない、綿布団でない場合のみです。このサービスはGreen Down Projectに参加している店舗限定なので、利用前に対象店舗かを確認し、わからないことがあれば問い合わせることが大切です。

コーナン

コーナンでは、購入した布団のみ、不要になったものの回収をしています。購入店へ持ち込む必要がありますが、そのまま処分してもらえるため、購入時に一緒に不要な布団を処分することができます。

その他の選択肢

地方自治体のゴミ処理施設へ直接持ち込んで布団を処分する方法もあります。この場合、手数料がかかりますが、例えば東大阪市では10kgあたり90円と割安です。事前予約が必要な場合もありますが、多くの不用品を処分したい場合にはこの方法が役立ちます。

地域によって施設のルールや費用が異なるため、事前に情報を確認することが重要です。不用品回収業者の利用も一つの手ですが、選び方には注意が必要です。不当な料金を請求する悪質業者に騙されないよう、口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。