「人と話すのが苦手なんです」
「言葉がなかなか出てこないんです」
ということでお悩みではありませんか?
仲の良い友人とは普通に話せるのに、初対面の人とはうまく話せなかったり、急に話を振られた場合になかなか言葉が出てこない事で悩んでいる方は、意外と多いんです。
実は、話すことが苦手ということは3つのポイントで解決できるんです。
この記事では、話すのが苦手だったり、言葉がなかなか出ない等、コミュニケーションに悩んでいる方の原因を深掘りしつつ、解決するための3つのポイントをお伝えしていきます。
ぜひ最後まで読んで、話すのが苦手な状況を改善していってください。
話すのが苦手な人が言葉が出てこない原因
「話すのが苦手」「言葉が出てこない」ということには、自分の中に原因があります。
ここでは、話すのが苦手・言葉が出てこない原因について7つに絞って紹介していきます。
ご自分の状況と照らし合わせて、自分にどんな原因があるのかを確認していただければと思います。
緊張して頭が真っ白になってしまう
話していると、緊張して頭が真っ白になって話せない場合があります。
頭が真っ白になってしまうことから、自分がパニックになっているのではないかと思ってしまうことがあると思います。
しかし、頭が真っ白になってしまう状況には理由があります。
それは、インプット量が多すぎて自分の中で処理しきれない事が理由としてあげられます。
自分が知らないことが多い場合、なかなか理解できないことが多いと思います。そして、理解できないまま次々と新しい情報が増えてくると、理解できないことが増えすぎて頭が真っ白になってしまう。
この場合、原因となるのが目の前の話題や状況を理解できていないことが挙げられると思います。
理解できないまま話をすると、ずれた回答につながってしまいます。
そのため、頭が真っ白になった場合は、分からない情報を確認しましょう。
理解できているところの確認をするだけでも違ってくると思います。
「少し確認したいんですが、◯◯という事で合ってますか?」
と質問を入れるだけで、認識が合っているかのもできます。
また、答えをもらう中で自分が話す内容を考える時間も稼げます。
相手にどう思われるのかが気になる
自分が話した内容で、相手にどう思われるのかが気になってしまって話すことが苦手になってしまう方もいらっしゃいます。
「変なことを言うことで嫌われたくない」
「私の言葉で目の前の人を傷つけたらどうしよう」
「失敗したくない」
このような事を思っているのではないでしょうか。
失敗するのが怖かったり、少し臆病なのかもしれませんね。
しかし、世の中にはイロイロな人がいて、イロイロな考え方を持つ人がいます。十人十色という言葉もありますが、本当に人それぞれで考え方が違います。
様々な考え方があるので、あなたが思った事は1つの意見として提示する事が、話している相手が求めていることです。
相手が聞きたいのは、相手が求めている答えではなくて、あなたの意見なんです。
もし、自分の意見が違っていれば、誤って訂正すれば良いんです。
ですから、安心して自分の意見を発しください。
何を話せば良いのか分からない
何を話せば良いのかわからない状況として、このような場面が考えられると思います。
「こんな事を言っても仕方ないし」
「他の人が言ったことを同じ内容だし」
このような場合、他の方と違った意見や新しいことを話さなければならないと思っているのではないでしょうか?
そんな事は全くありません。
それまでに話された内容と同じ意見でも、「自分もこう思います」という事を話せば良いんです。
その上で、もし付け足せるような事があれば、その事を少し伝える。
無理して違った意見や新しい事を話す必要はありません。
自分の気持ち、意見をうまく言語に出来ない
自分の気持ちや意見はあるのに、うまく言葉に出来なくて話せないと悩んでいる方もいらっしゃると思います。
「言いたいことはあるのに、どう言えば伝わるだろう。どこから、どの順番で伝えたら分かってもらえるだろう。」
ということや、頭ではぼんやり思っている事がうまく言語化出来ない状態になると思います。
この場合は、思っていることを発信したり、言語化する練習をすることで改善出来ると思います。
すぐに、劇的に変わる事は難しいですが、コツコツと続けることで効果を体験出来ると思いますよ。
自分から話題が振れない
自分からなかなか話題が振れないと悩んでいる方もいらっしゃると思います。
この場合、あなたに1点質問があります。
「話している相手に興味を持っていますか?」
相手に興味を持てない場合、相手が話している時にも、『自分は次は何を話そう』と自分の事に夢中です。
一方、相手に興味を持つことができれば、真剣に話を聞くだろうし、知りたいことも出てくると思います。
相手に興味を持って、知りたいことを質問と言うかたちで話を振れば話題には困りません。
会話は相手とのキャッチボールです。真剣に相手に興味を持って話すと、自分も相手もよりよい時間を過ごすことにつながると思います。
上手く話す3つのポイント
話すのが苦手で、言葉がなかなか出ないと悩んでいる方に効果的な3つのポイントをお伝えしたいと思います。
ポイントの1つ1つが効果があると思いますが、3つ合わせて行うことで、言葉が出てこない状況をより改善できると思います。
最後まで読んで、ぜひ取り組んでみてください。
自分の気持ちを書き出してみる
言葉が出ない人は、自分の気持ちを表に出す事に苦手意識を持っているのではないでしょうか?
この場合、自分の気持を書き出してみましょう。
書き出すのは紙がおすすめです。パソコンでメモ帳やワード等に書いてもいいです。
そして、気になること、考えていること、気持ちなど、なんでも良いので頭の中にあることを、片っ端から書いていきます。
文章にならなくてもいいし、単語だけでも良いです。断片的な情報でも大丈夫です。
とにかく、気になることは全て紙に書き出すつもりで取り組んでみましょう。
こうすることで、自分が思っていることを自分で確認できるようになります。
この方法を、「ブレインダンプ」と言います。
ブレインダンプに取り組むことで、自分が思っていることを把握できますし、自分の意見を取り出しやすくなりますよ。
ブレインダンプは真剣にやると時間がかかりますし、疲れます。
ですが、その分の効果はあると思いますし、自分の考えを振り返る機会にもなります。
まずは1回やってみましょう。
そして、1ヶ月に1回程度取り組む事がおすすめです。
テーマを決めてブログやSNSで発信してみる
自分の言葉を発することが苦手な場合、ブログやSNSで発信してみる事をおすすめします。
これは、自分の意見や考えを伝える練習として最適です。
実際の会話では、その場で自分の考えをまとめて伝える必要があります。
一方、ブログやSNSでは自分の考えをまとめる時間を取る事ができます。
考えをまとめて発信することに慣れたら、当然考えをまとめる時間も短縮されます。
その結果、会話にも役立つと思いませんか?
ブログもSNSも無料で手軽に始められます。
人に見られるのが心配との声もありますが、そんなに見られることはありません。
「炎上したらどうしよう」と心配されるかもしれませんが、自分の考えを書く程度では炎上しません。他人の事を否定するような、倫理的に問題がある発言をしなければ大丈夫です。
「アンチなコメントを付けられないかな?」と心配されるかもしれません。しかし、ブログならコメント欄を非表示に出来ますし、SNSなら鍵アカウントにすることでコメントを受け付けられなくすることも出来ます。
目的は「会話で言葉が出るようにする」という事です。ブログやSNSでの発信は凄く効果があるとおもいますので、ぜひ取り組んでみてください。
思っていることを実際に声に出してみる
思っていることを、実際に声に出してみることは凄く効果的です。
「それは分かっているけどできないんだよ」
という声が聞こえてきそうです。
ここで言っているのは、思っていることを「独り言」で良いので声に出してみるということです。
ご存知だと思いますが、実際に「思う」ことと「話す」事は違います。
スポーツであれば、自主練習は当たり前です。野球では素振りやキャッチボールを行いますし、サッカーではドリブルやリフティングの練習もするでしょう。
同じように、話すことでも話す自主練習をしてみましょう。
方法は、「テーマを決めて」「大きな声で」「自分が思ったことをまとめて話す」という事を行います。
話す内容は、録音して聴き直すとより効果的です。
自分の話し方が分かりますし、もっとこう話したほうがわかりやすいかな?と振り返ることも出来ます。
会話で言葉が出ないのであれば、言葉を発する練習が必要なのでお試しください。
そして、実際の会話の中で少しづつでも自分の言葉を発するようにしてください。
まとめ
話すのが苦手な人が言葉が出てこない原因と、上手く話す3つのポイントについてお伝えしてきました。
言葉が出ない原因というのはいくつかあります。
原因は一つづつ解消していくとして、実際に話すにはトレーニングも必要になってきます。
会話で言葉が出ないという状況は、すぐに改善出来るような問題では無いと思います。
ですから、長期的に見て少しづつ改善していきましょう。