アイビスペイントのペンおすすめ完全ガイド｜初心者でも失敗しない選び方

アイビスペイントはペンの種類がとても多く、「どれを使えばいいの？」「設定が難しそう…」と感じてしまう方も多いアプリです。特に、これからイラストを始めたい初心者さんや、ミニキャラ・漫画に挑戦してみたい女性の方にとっては、ペン選びだけでつまずいてしまうこともありますよね。

この記事では、アイビスペイントをこれから使う方でも安心して読めるように、用途別のおすすめペンや基本的な設定の考え方を、やさしい言葉でまとめています。難しい専門用語はできるだけ使わず、「描きやすい」「楽しい」と感じられることを大切にしています。

初心者向けの定番ペンから、ミニキャラや漫画制作に向いたペン、設定のコツやつまずきやすいポイントまで、順番に解説していきます。読み終わる頃には、「これなら描けそう」「ちょっと描いてみたいかも」と思ってもらえるはずです。

アイビスペイントのペンを選ぶ前に知っておきたい基本知識

アイビスペイントとは？デジタル線画の定番アプリ

アイビスペイントは、スマホやタブレットで本格的なイラスト制作ができる人気の無料アプリです。線画用・塗り用・装飾用など、非常に多くのペンが用意されているため、初心者の方でも気軽にお絵描きを始められます。その一方で「種類が多すぎて、どれを使えばいいのかわからない」と迷ってしまう方も少なくありません。まずはアプリの特徴を知り、ペン選びは“難しく考えすぎなくて大丈夫”ということを覚えておきましょう。

ペン選びが作品の仕上がりに与える影響

ペンは、線の太さ・滑らかさ・雰囲気を大きく左右します。同じ絵でも、使うペンが違うだけで「可愛い」「シャープ」「柔らかい」といった印象が変わることも珍しくありません。逆に言えば、ペン選びを少し工夫するだけで、今より描きやすくなったり、完成度が上がったように感じられたりします。上達の第一歩として、ペンに目を向けてみるのはとてもおすすめです。

無料ペンと有料ペンの違いと考え方

アイビスペイントには無料で使えるペンがたくさんあります。実は、初心者のうちは無料ペンだけでも十分に楽しめます。有料ペンは「描き味の好み」や「作業効率」を高めたいときに検討すればOKです。最初から有料にこだわらず、まずは無料ペンで慣れていくのが安心ですよ。

アイビスペイントのペンは大きく分けてこの3タイプ

線画向きペン（主線・輪郭用）

キャラクターやイラストの輪郭を描くためのペンで、作品の印象を大きく左右する大切な存在です。線がはっきりと出るため、完成した線画に使うのに向いています。特に、線がブレにくく安定しやすいペンを選ぶことで、「思った通りに描けない…」というストレスを減らすことができます。フェルトペン（ハード）やGペンなどが代表的で、初心者さんでも扱いやすいのが特徴です。

ラフ・落書き向きペン

下書きやアイデア出しに使うペンで、気軽に線を引けるのが魅力です。少しザラっとした描き心地のものが多く、細かいことを気にせず描けるため、「まずは形を取る」段階にぴったりです。うまく描こうとしなくても、思いついたまま線を重ねられるので、描くこと自体が楽しくなります。鉛筆ブラシやフェルトペン（ソフト）は、ラフ作業の定番として多くの方に使われています。

装飾・表現特化ペン

髪の毛の質感やキラキラした効果、スピード感のある線など、表現をプラスしたいときに使うペンです。最初は使いどころが難しく感じるかもしれませんが、無理に取り入れる必要はありません。基本的な線画に慣れてきたタイミングで少しずつ使ってみると、作品の雰囲気がぐっと豊かになります。「こんな表現もできるんだ」と感じられるようになると、描く楽しさもさらに広がります。

用途別｜アイビスペイントおすすめペン早見ガイド

初心者向け｜まずはこれを選べば失敗しにくい

初心者さんには「フェルトペン（ハード）」と「鉛筆ブラシ」の組み合わせがおすすめです。線が安定しやすく、設定を細かく調整しなくても、すぐに描き始められるのが大きな魅力です。特にフェルトペン（ハード）は、線のブレが出にくいため、「うまく描けないかも…」という不安を感じにくくしてくれます。鉛筆ブラシはラフや下書きに使いやすく、力を入れずに描けるので、肩の力を抜いてお絵描きを楽しめます。まずはこの2本を使い分けるだけでも、描きやすさがぐっと変わりますよ。

ミニキャラ向け｜線が可愛く見えるペン

ミニキャラには、丸ペンや少し太め設定のフェルトペンが向いています。線の角が丸くなることで、全体の印象がやさしくなり、キャラクターの可愛らしさがより引き立ちます。細すぎる線を使うとシャープになりすぎてしまうため、あえて少し太めを意識するのがポイントです。線に迷いが出にくくなるので、ミニキャラ初心者さんでも安心して描けます。

漫画・イラスト向け｜主線に使いやすいペン

漫画制作では、Gペンやカブラペンが定番としてよく使われています。これらのペンは線の強弱がつけやすく、キャラクターの動きや感情を表現しやすいのが特徴です。少し慣れが必要なペンではありますが、使いこなせるようになると、線にメリハリが出て作品の完成度がぐっと上がります。最初は難しく感じた場合でも、設定をシンプルにして少しずつ試していくのがおすすめです。

初心者におすすめのアイビスペイント基本ペンと理由

フェルトペン（ハード）｜安定感のある描き心地

線がブレにくく、どんな絵柄にも合わせやすい万能ペンです。描いた線がそのまま素直に反映されやすいため、「思った通りに描けない」というストレスを感じにくいのが特徴です。「とりあえずこれを使えばOK」と言えるほど扱いやすく、線画用のメインペンとして多くの初心者さんに選ばれています。まずはこのペンで、線を引く感覚に慣れていくと安心です。

鉛筆ブラシ｜自然で優しい線を描ける定番

下書きやラフに向いているペンで、アナログ感のあるやさしい線が描けるのが魅力です。多少線が重なっても違和感が出にくく、自由に描けるため、「きれいに描こう」と力が入りすぎてしまう方にも向いています。ラフ段階でしっかり形を取っておくことで、あとから線画に進む作業もスムーズになります。

初心者が失敗しにくいペン設定の考え方

最初は細かい設定にこだわらず、太さと手ぶれ補正だけを軽く調整するのがおすすめです。数値を大きく動かすよりも、「少しだけ変えてみる」くらいの感覚で十分です。設定に迷ってしまうと描く手が止まってしまうので、まずは「描きやすい」と感じる状態を優先しましょう。描き進める中で違和感を覚えたら、その都度少しずつ見直していけば大丈夫です。

線画を安定させるためのペン設定完全ガイド

線の太さ・筆圧・手ぶれ補正の基本バランス

線がガタガタする場合は、手ぶれ補正を少し上げるだけでも、驚くほど描きやすくなることがあります。特に初心者さんは、補正が弱すぎると手の動きがそのまま線に出てしまい、「自分は絵が下手なのかも…」と感じてしまいがちです。太さについても、最初は「少し太いかな？」と感じるくらいの設定が、実際の完成画面ではちょうど良く見えることが多いです。細すぎる線よりも、安定した線のほうが全体の印象も整いやすくなります。

線がガタつく・太さが安定しないときの対処法

設定を見直しても線が安定しない場合は、描き方そのものを少し工夫してみましょう。描くスピードを意識的にゆっくりにするだけでも、線のブレはかなり減ります。また、キャンバスを拡大して描くことで、手の動きが細かくなり、結果的にきれいな線を引きやすくなります。設定だけに頼らず、描く環境や操作方法も合わせて調整してみるのがおすすめです。

描きやすさを保つための設定見直しポイント

「前は描きやすかったのに、最近なんだか描きにくい…」と感じることは誰にでもあります。そんなときは、一度ペン設定をリセットして、初期に近い状態に戻してみるのもひとつの方法です。あれこれ設定を足しすぎると、逆に扱いづらくなることもあります。迷ったときは、シンプルな設定に戻し、自分の感覚を頼りに少しずつ調整していくのが、長く続けるコツです。

ミニキャラにおすすめのペンと可愛く見せる設定

丸ペンで描くミニキャラ線画のコツ

線の先端が丸くなることで、全体がやさしく親しみやすい印象になります。ミニキャラはデフォルメが強いため、角ばった線よりも、丸みのある線のほうが可愛さが伝わりやすいのが特徴です。少し太めに設定することで、線に迷いが出にくくなり、完成したときも安定感のあるイラストに仕上がります。「可愛く描こう」と意識しすぎなくても、自然とやさしい雰囲気になるのが丸ペンの良いところです。

細い線を活かす太さ・筆圧調整

細い線を使う場合は、筆圧に頼りすぎず、なるべく一定の太さで描くのがおすすめです。筆圧の変化が大きすぎると、線が不安定に見えてしまい、ミニキャラ特有の可愛さが損なわれることがあります。あらかじめ太さを少しだけ上げておくと、力を入れなくてもきれいな線が出やすくなります。線を引くときは、リラックスして手首を動かすことも大切なポイントです。

ミニキャラが映える線画テクニック

ミニキャラでは、細部を描き込みすぎないことがバランスよく仕上げるコツです。目や髪の毛、服のシワなどを描きすぎると、全体がごちゃっとした印象になりやすくなります。大まかな形とシンプルな線を意識することで、キャラクターの表情や雰囲気がより引き立ちます。「少し物足りないかな？」と感じるくらいが、ミニキャラではちょうど良い仕上がりになることも多いですよ。

漫画制作に最適なアイビスペイントのペン活用法

Gペンとカブラペンの違いと使い分け

Gペンは、線の入り抜きがはっきり出やすく、メリハリのある表現に向いているペンです。そのため、キャラクターの輪郭や感情を強く出したいシーンで活躍します。一方、カブラペンは線の太さが比較的安定しやすく、長い線や背景、落ち着いた表情のキャラクターを描くときに使いやすいのが特徴です。どちらが正解というわけではなく、シーンや自分の描きやすさに合わせて使い分けてみましょう。最初は両方を試しながら、「自分にはどちらが合うか」を感じ取ることが大切です。

感情や動きを出す線の強弱テクニック

漫画では、線の強弱がキャラクターの感情や動きを伝える大きな役割を持っています。力を入れる部分と抜く部分を意識することで、表情がより生き生きと見えるようになります。たとえば、感情が高ぶっているシーンでは線を少し太く、落ち着いた場面ではやさしい線を使うだけでも印象が変わります。すべての線に強弱をつけようとせず、「ここを見せたい」というポイントだけ意識すると、初心者さんでも無理なく取り入れられます。

漫画線画を効率化するレイヤーと設定管理

漫画制作では、線画専用のレイヤーを作っておくことで、修正や調整がとても楽になります。下書き・線画・仕上げを分けて管理すると、描き直しが必要になった場合でも落ち着いて対応できます。また、よく使うペン設定を保存しておくことで、毎回同じ描き心地で作業を進められるのも大きなメリットです。少しの工夫で作業効率が上がり、漫画制作がぐっと続けやすくなります。

落書き・ラフスケッチ向けおすすめペンの使い方

フェルトペン（ソフト）で気軽に描く方法

フェルトペン（ソフト）は、軽いタッチでスラスラ描けるのが特徴で、思いついたアイデアをそのまま形にしたいときにとても便利です。線がやわらかく出るため、多少ブレても気になりにくく、「うまく描こう」と構えすぎずに済みます。落書き感覚で描けるので、イラストの練習前のウォーミングアップや、気分転換のお絵描きにもぴったりです。

アイデア出しに向いたペン設定

アイデア出しの段階では、線をきれいに整えることよりも、自由に描けることを優先するのがおすすめです。手ぶれ補正はあえて弱めに設定することで、手の動きがダイレクトに反映され、テンポよく線を重ねられます。細かい設定にこだわりすぎず、「思いついたらすぐ描ける」状態を作っておくと、発想も広がりやすくなります。

ラフから本線画へスムーズに移行するコツ

ラフと本線画を同じペンで描こうとすると、切り替えがうまくいかず、作業が止まってしまうことがあります。ラフ用と線画用でペンを分けておくと、気持ちの切り替えもしやすく、作業全体がスムーズに進みます。ラフでは思い切って線を重ね、本線画では落ち着いて整理する、という流れを作ることで、仕上がりも安定しやすくなります。

端末別｜iPad・スマホでおすすめのペン設定の考え方

iPad＋Apple Pencilで描くときのポイント

iPadとApple Pencilの組み合わせは、筆圧や傾きが反映されやすく、自然な線を描きやすいのが大きな魅力です。筆圧を活かした設定にすることで、力の入り具合に応じた線の強弱がつけやすくなり、手描き感のある仕上がりになります。最初は細かく調整しすぎず、少しだけ筆圧感知を有効にしてみると、描き心地の変化を感じやすいですよ。

スマホ・指描きでも描きやすくする設定

スマホで指描きをする場合は、どうしても線がブレやすくなりがちです。そのため、手ぶれ補正をやや強めに設定しておくと、線が安定しやすくなります。また、線の太さを少し太めにしておくことで、細かいブレが目立ちにくくなり、全体の印象も整いやすくなります。指描きでも無理なく描ける設定を見つけることが大切です。

スタイラスペン使用時の注意点

市販のスタイラスペンを使う場合は、ペン先の素材や形状によって描き心地が大きく変わります。反応が鈍いと感じたときは、ペン設定やキャンバスの拡大率を調整してみましょう。また、端末との相性によっても感覚が変わるため、「少し描いてみて違和感がないか」を確認しながら微調整していくのがおすすめです。

ペン設定に慣れてきた人向けの応用テクニック

既存ペンを微調整して使いやすくする方法

基本的なペン設定に慣れてきたら、少しずつ数値を変えて、自分に合う描き心地を探してみましょう。一気に大きく変更するのではなく、「太さをほんの少しだけ変える」「手ぶれ補正を少し上げ下げしてみる」といった小さな調整がおすすめです。こうした微調整を重ねることで、「このペン、なんだか描きやすいな」と感じる瞬間が増えていきます。自分の手の動きや描くスピードに合った設定を見つけることが、応用への第一歩です。

自作ペンを作るときの基本的な考え方

自作ペンに挑戦するときは、最初からゼロから作ろうとせず、既存ペンをコピーして調整する方法が安心です。もともと使い慣れているペンをベースにすることで、失敗しにくく、変化も実感しやすくなります。「少しだけ線を柔らかくしたい」「もう少し太さを安定させたい」など、目的をひとつ決めて調整すると、迷わず進められます。自作ペンは難しそうに感じますが、実は“いつものペンを自分好みにする”感覚で大丈夫ですよ。

設定を保存・複製して効率よく使うコツ

お気に入りのペン設定が見つかったら、必ず保存しておくのがおすすめです。設定を保存しておけば、キャンバスや作品が変わっても、同じ描き心地ですぐに作業を始められます。また、保存した設定を複製して少しだけ調整することで、「線画用」「ラフ用」など用途別に使い分けることもできます。こうした工夫を取り入れることで、作業効率が上がり、描くことに集中しやすくなります。

QRコードでペンを共有・入手する方法

QRコードの読み取り方と注意点

アイビスペイントでは、ペン設定をQRコードとして配布・読み取りできる仕組みがあります。使い方自体はとても簡単ですが、初めての方は少し不安に感じるかもしれません。基本的には、アプリ内のQRコード読み取り機能を使い、配布されているコードを読み込むだけでOKです。ただし、誰が作ったかわからないコードや、出どころが不明なものは避けるのが安心です。信頼できる配布元や、実績のあるクリエイターさんのものを選ぶことで、トラブルも防ぎやすくなります。

おすすめのブラシ配布サイト・SNS

ペンのQRコードは、SNSを中心に多くのクリエイターさんが配布しています。X（旧Twitter）やInstagram、イラスト投稿サイトなどでは、「アイビスペイント ペン配布」といった形で紹介されていることも多いです。気になるペンを見つけたら、配布条件や利用ルールを一度確認してから使うようにしましょう。お気に入りのクリエイターさんをフォローしておくと、新しいペン情報にも出会いやすくなりますよ。

自分のペン設定をシェアする方法

自分なりに調整したペン設定は、QRコードとして簡単にシェアできます。最初は少し勇気がいるかもしれませんが、共有することで「参考になりました」と声をかけてもらえることもあります。誰かの役に立つだけでなく、イラスト仲間との交流が広がるきっかけにもなります。無理に公開する必要はありませんが、慣れてきたら気軽にチャレンジしてみるのもおすすめです。

塗りと線画のペンをどう使い分けるか

線画にはくっきり、塗りには柔らかいペンを使う理由

線画と塗りでペンの役割をしっかり分けることで、作業全体がとてもスムーズになります。線画はイラストの輪郭や形を決める大切な工程なので、くっきりとした線が出るペンを使うことで、仕上がりが安定しやすくなります。一方、塗りでは柔らかいペンを使うことで、色のムラが目立ちにくくなり、やさしい雰囲気を出しやすくなります。役割を意識してペンを選ぶだけで、「次に何をすればいいか」が明確になり、迷いも減っていきますよ。

線画と塗りの一体感を出すコツ

線画と塗りがなじまないと感じたときは、線の色を少しだけ調整してみるのがおすすめです。真っ黒ではなく、塗りの色に近い濃い色を使うだけでも、全体の一体感がぐっと増します。また、塗りのペンを少しだけ柔らかめに設定することで、線と色の境目が自然になり、やさしい印象に仕上がります。難しいテクニックを使わなくても、ちょっとした工夫で見え方は大きく変わります。

ペンの組み合わせで作品の印象を変える

同じ線画でも、塗りに使うペンを変えるだけで作品の印象は大きく変わります。はっきりした塗りにすれば元気でポップな雰囲気に、やわらかい塗りにすれば落ち着いた印象になります。いろいろな組み合わせを試していく中で、「これが好き」「この感じが落ち着く」と思える組み合わせが見つかるはずです。正解はひとつではないので、ぜひ自分らしいペンの使い分けを楽しんでみてください。

線画が苦手な人に向けた克服のヒント

描きやすいペン設定で苦手意識を減らす

線画が苦手だと感じている方の多くは、実は「描き方」よりも「ペン設定」が合っていないだけ、というケースが少なくありません。「描きやすい」と感じる設定は人それぞれ違うため、他の人と同じ設定である必要はありません。線がブレにくい太さにしたり、手ぶれ補正を少し強めたりするだけでも、驚くほど描きやすくなることがあります。まずは自分が安心して線を引ける設定を見つけることが、苦手意識を減らす第一歩です。

線が歪む・滑らかに描けないときの考え方

線が歪んでしまうと、「やっぱり自分は向いていないのかも…」と落ち込んでしまいがちですよね。でも、最初からきれいな線を引ける人はほとんどいません。完璧を目指すよりも、「今日は昨日より少し描けたらOK」くらいの気持ちで向き合うことが大切です。歪んだ線も経験のひとつとして受け止め、まずは描く回数を増やしていくことで、自然と手も慣れていきます。

初心者でも続けやすい練習ステップ

線画の練習は、長時間まとめてやるよりも、短時間でも毎日続けるほうが効果的です。5分や10分だけでもペンを持つ習慣を作ることで、線を引く感覚が少しずつ体に馴染んでいきます。「今日は円を描くだけ」「今日は直線を引くだけ」など、簡単な目標を決めるのもおすすめです。無理なく続けることが、線画克服へのいちばんの近道になります。

よくある質問（FAQ）

アイビスペイントのペンは有料じゃないとダメ？

いいえ、無料ペンだけでも十分に楽しめます。アイビスペイントには最初から多くの高性能なペンが用意されているため、初心者さんが練習したり作品を仕上げたりするにはまったく問題ありません。有料ペンは、描き味に強いこだわりが出てきたり、作業効率をさらに高めたくなったタイミングで検討すれば大丈夫です。まずは無料ペンでしっかり慣れることをおすすめします。

プロや上手い人はどんなペンを使っている？

プロや絵が上手な人でも、使っているペンは本当に人それぞれです。有名なペンを使っているから上手い、というわけではありません。多くの方が「自分の手に合う」「長時間使っても疲れにくい」と感じるペンを選んでいます。初心者さんも、誰かのおすすめを参考にしつつ、最終的には自分が描きやすいと感じるペンを大切にしてみてください。

設定は真似しても大丈夫？

もちろん大丈夫です。むしろ最初は、他の人の設定を真似することが上達への近道になることもあります。ただし、端末や描き方によって感じ方は変わるため、そのまま使って違和感があれば少しずつ調整してみましょう。「完全に同じにしなければいけない」と思わず、自分用に微調整していく感覚で使うのがおすすめです。

まとめ｜自分に合うペンで描く楽しさを広げよう

ペン選びで押さえておきたいポイント総まとめ

ペン選びは、難しく考えすぎなくても大丈夫です。大切なのは「有名だから」「おすすめされているから」ではなく、自分が描いていて楽しいか、無理なく続けられるかという点です。少しでも描きやすいと感じるペンを使うことで、線を引くこと自体へのストレスが減り、自然と描く時間も増えていきます。

設定を工夫して自分だけの描き心地を作ろう

ペン設定は、ほんの少し調整するだけでも描き心地が大きく変わることがあります。最初から完璧な設定を目指す必要はなく、「昨日より描きやすいかも」と感じられれば十分です。少しずつ自分好みに近づけていくことで、描くことへの苦手意識も薄れ、自分だけの心地よい描き方が見つかっていきます。

描くことを楽しむために

上手く描けるかどうかよりも、描く時間そのものを楽しめているかが何より大切です。うまくいかない日があっても、それは成長の途中にある自然なことです。自分のペースで、気負わずにペンを手に取る時間を大切にしていきましょう。描き続けることで、少しずつ「描くのが楽しい」という気持ちが、きっと大きく育っていきます。