普段から掃除はしているけれども、部屋がすぐに散らかってしまってストレスを感じる方は多いのではないでしょうか。
ただ片付けるだけではなく、断捨離を生活の一部として取り入れることで、いつも整った空間を保つことができ、ストレスから解放されます。
この記事では、日常生活に断捨離を取り入れるための簡単で続けやすい私の実践方法を9つ紹介します。
どれも実行しやすいものばかりですので、気軽に試してみることをおすすめします。
1.毎日の「1つ捨て」習慣
毎日、不要なものを1つ選んで捨てるという習慣を身につけましょう。
小さなものであっても構いません。不要なアプリの削除、使わない紙片、デスクのゴミ、食べ残しのピザの一切れなどです。
さらに、引き出しの中の古いレシートや使っていない文房具、期限切れの調味料など、目についた不要品を処分することもお勧めします。
この行動を日々行うことで、自然と物を捨てる意識や片付けへの意識が高まり、習慣になります。
環境が整ってくると、達成感や満足感を感じることができます。
成功した日にはカレンダーやプランナーにマークを付けることで、モチベーションを維持できます。
2.定期的な見直しの日を設定
定期的に不要品を整理する日を設定しましょう。例えば、週に1度、ゴミの日の前にチェックをする、月初めに少し整理をする、季節の変わり目や年末年始に大掃除を行うなどです。
私はゴミの日の前夜に、不要なものを探してゴミ袋にまとめています。
季節の変わり目は衣類や雑貨の整理をするのに適した時期です。
忙しい時には物が増えがちですが、定期的に所有物を見直し、不要なものを処分することで、新しい週、月、季節を迎える準備ができ、より楽しく前向きな生活を送ることができます。
3.「不要なものは処分する」心掛け
部屋に多くのアイテムがあっても、実際に日常的に使うのはほんの一部です。使わないものを積極的に処分することで、部屋をすっきりと整えることができます。
使われない脳や体が衰えるように、使わない持ち物もその価値を発揮しなくなります。「いつか使うかもしれない」と思うことは、断捨離の障壁となり得ます。
部屋に残すものは、実際に必要かどうか、使っているかどうかを判断基準にしましょう。
私は「1年間使わなかったものは処分する」という基準を持っています。将来使うかもしれないアイテムについても、実際に使用するかどうかを判断する必要があります。
4.「持ち込みルール」を設ける
断捨離を効果的に進めるためには、家に持ち込むものを厳選することが重要です。新しいものを購入する際には、既に同じ種類のものが家にないか、本当に必要かを考えましょう。
「新しいものを購入したら、古いものを1つ処分する」という「ワンイン・ワンアウト」のルールは効果的です。このルールにより、購入ごとに持ち物を見直す機会が増えます。
この入れ替えの原則を守ることで、物の管理がしやすくなり、断捨離が自然と行えるようになります。
5.収納スペースには余裕を
収納が満杯になっていないか確認し、ものが多すぎる場合は余分なものを処分して余白を作り出しましょう。収納が過剰になると、部屋の整理が難しくなり、物の出し入れも困難になります。
収納は、常に6割から7割程度を目安にして、余白を保つようにすると良いでしょう。これにより、「出す、使う、しまう」という一連の流れがスムーズになります。
6.購入前に冷静な判断期間を設ける
購入決定を急がず、少なくとも一晩は待つ習慣をつけましょう。一晩寝て考えることで、その必要性をよく考えることができます。
本当に必要なものなら、時間が経ってもその価値は変わりません。逆に、使わないものは結局ガラクタと化すことが多いです。
私はデジタルノートで「30日考慮リスト」を作っています。欲しいと思ったものをリストに記入し、一か月経ってもまだ欲しいと感じるなら、購入を考えます。
しばしば、この期間に興味が薄れることがほとんどです。
購買意欲は、その場の刺激による一時的なものであることが多いです。
7.自分で設定する使用期限
食品や薬以外のものにも、自分で使用期限を設定することが効果的です。
購入した日付を記録しておくと、そのアイテムの使用状況を把握しやすくなります。
例えば、シャンプーやその他のストック品には、購入日、使用開始日、使用終了日をマーカーで記入することで、使用に対する意識が高まり、不必要な追加購入を防ぐことができます。
8.断捨離のメリットを意識する
物を捨てることに抵抗がある人もいますが、持たないことのメリットは多くあります。
「もったいない」と感じたときは、「捨てることの利点は何か?」と考えてみましょう。
物を減らすことで得られるメリットには、掃除が簡単になる、時間が節約できる、精神的にもスッキリするなどがあります。
これらは一般的な利点ですが、個人的な具体的なメリットも考えてみましょう。例えば、ヨガマットを広げやすくなる、配達のチャイムが鳴っても慌てなくなる、部屋を移動する際に本の山を避けられる、レゴブロックを踏んで痛い思いをすることが減るなど、日常生活の具体的な改善点を想像してみてください。
9.持たない生活の理由を明確にする
断捨離を行う理由を具体的に考え、それが自分にとってなぜ重要なのかを自分自身に問い直しましょう。理由が明確であれば、断捨離を続けるモチベーションを保つことができます。
「掃除が楽になる」「すっきりした空間でリラックスしたい」「家に帰るときにストレスを感じたくない」「食事の度にテーブルを片付けるのをやめたい」といった具体的な断捨離の理由をリストアップしてみましょう。
これらの目標や理由は、目につく場所に掲示したり、手帳に記入したり、スマートフォンに写真として保存するなどして、常に目に触れるようにすることが効果的です。
目標を忘れないようにリマインダーを設定しておくと、断捨離を継続しやすくなります。
内発的な強い動機があれば、断捨離を続けることがずっと楽になります。
まとめ
今回紹介した方法は、始めやすい小さな一歩から始まりますが、これらを継続することで大きな変化を引き起こすことができます。
断捨離を日常生活の習慣として根付かせ、それが自然に行われるように心がけましょう。
約1年間続けることで、「物を持たない生活」が当たり前の状態になります。
シンプルで心地よい空間が徐々に形成されていくのを楽しみながら、無理なく断捨離を進めていきましょう。