ピアノ初心者に、センスは必要なの?
センスが無いからピアノが弾けない。
と思ってませんか?
初心者であれば、センス=上手 と捉えていると思います。
センスが無くても、ある程度のレベルまでは誰でも弾けるようになります。
ですから、ピアノ初心者なのであれば、センスの有無は気にする必要はありません。
センスを気にするのであれば、「いまセンスがあるか」というより、
「センスが身につくように上達するにはどうすれば良いか」ということだと思います。
初心者にとってのセンスとは?
初心者の状態で「センスがいい」というのは、次のような事が挙げられると思います。
・続けている期間に対して標準より少し上手。
・教えたことの飲み込みが早い。
・教えてないのに音色が美しい。
確かに、これらの事が出来るのであれば、センスや才能があるのかも知れません。
しかし、初心者というレベルであれば、これらの「センス」は練習で身につけることが出来ることです。
ですから、初心者で「センス」を気にする必要はありません。
練習を続ければ、ある程度のレベルまでは誰でも弾けるようになります。
センスを気にするのは、その先のステージです。
個人的な考えかもしれませんが、
センスというのは
上質のインプットを元に
自分自身がアウトプットを重ねた経験を元に
情報の取捨選択をした上で
最上と判断して選んだ選択の事だと思います。
この事を踏まえると、センスと言うのは元々持っているものではなくて、後で身に付ける事が可能なものと捉えることができます。
経験無しに最上の選択が出来る方もまれにいますが、その方はごく一部の方だと思います。
そういった、ごく一部の型に注目するより、センスを身につけるにはどうすれば良いかに目を向けたほうが良いのではないでしょうか。
センスを身に着けるにはどうしたら良いか?
センスは後で身に付ける事が出来るとお伝えしました。
では、どうしたら身に着けることが出来るでしょうか?
センスを身に着けるための3つのポイントをお伝えします。
様々な音楽を聴く
ピアノのセンスを身に着けるには、音楽を聞く事が挙げられます。
もちろん、ピアノで上手に演奏する方の曲を聴くのも良いと思います。
自分が理想とする演奏をされる方の曲を聴くのも良いと思います。
ピアノだけでなく、J-POP、ロック、懐メロなどなど、様々な音楽を聞いて、
様々な音色を自分の中にインプットし、その中から自分が良いと思える曲、フレーズ、ポイントを増やしていく。
いい音楽を、自分の中に蓄積していくという事が、1つ目として必要だと思います。
ピアノの練習を続ける
センスはインプットだけでは身に着けられないと思います。
音楽を聞くことでいい音楽を聞いたとしても、その曲を演奏できなければ表現することができません。
ですから、ピアノを演奏する技術を継続して高めていく必要があります。
ピアノの技術を高めていこうと思うのであれば、やはり基礎はしっかり身に着けた方が良いです。
ピアノ教室やピアノの経験者に習いながら、基礎をしっかり身に付けましょう。
その上で、センスを感じる演奏が出来るように練習して技術を高めていきましょう。
継続する
実は一番シンプルだけど、一番難しいのが継続する事です。
「センスを身に着けるまでピアノを続ける」
と決めることは、実は簡単です。
しかし、時間が経過するとともに、止める理由はいくらでも出てきます。
継続を断念させる様々な誘惑も顔を出してきます。
1日くらい休んでも・・・
と中断すると、そのままやらなくなってしまう経験は誰にでもあるはずです。
強い意志と、継続する工夫をしながら継続して取り組んでいきましょう。
継続する工夫については、別な記事で紹介します。
まとめ
お伝えしたように、センスは後から身に着けることができます。
しかし、それは初心者を抜けた先にある感覚です。
初心者という自覚がある段階では、センスは気にする必要ありません。
とはいえ、センスを身に着けるポイントを意識することで、センスを身に着ける可能性が高く、早くなると思います。
センスを身に着けるポイントを意識しながらピアノに取り組んでいきましょう。