ピアノを独学で始めてみたけど、どんな練習方法が良いのか迷ってしまっているのではないでしょうか。
ピアノを独学で楽しむ最大のメリットは『自由』という事です。どんな弾き方をするのも自由。弾く曲を選ぶのも自由。どんな練習をするのも自由。
自由なだけに、どんな練習をすればよいのか迷ってしまうものです。
そこで、独学ならではの練習方法をお伝えします。
ピアノを弾くことを楽しむ
これって練習方法なのか?と思うかもしれませんが、大事なのがピアノを弾くことを楽しむ事です。
『楽しい』と感じることは好きになりやすいです。
好きこそものの上手なれ
ということわざもありますが、やはり好きだったり楽しいと、それを行う姿勢が積極的になります。それだけで上達の速さが激的に上がります。
だからこそ、独学での練習方法は「楽しい」と思えることを行うことが大切なのではないかと思います。
ピアノが楽しめる練習方法を見つけて、ピアノの演奏を好きになりましょう♪
では、楽しむための練習方法についてお伝えしていきます。
簡単な曲をイロイロ弾いてみる
簡単な曲をイロイロ弾いてみる事も練習のコツだと思います。
まずは簡単な曲を一曲弾いてみる。その曲がある程度弾けるようになったら、同じレベルの簡単な曲をイロイロ弾いてみる事をおすすめします。
目的としては、いろいろなパターンの指の動きを身につける事です。
ピアノを演奏するとき、「ドレミファソ」と順番に弾こうとした場合、隣り合った鍵盤なので簡単に弾くことが出来ます。
次に、「ドミソシ」と順番に弾こうとした場合は、鍵盤を1つ置きに引くことになります。この場合、「ドレミファソ」よりは難しくなります。
実際に演奏する場合は、1つ置きどころかいくつも開けた鍵盤をスムーズに弾く必要があります。音と音の間隔が、鍵盤でどれくらい開いているのかを確認しながら身につけることが必要になります。
この感覚を身につけようとするなら、簡単な曲で良いので弾きながら指先に感覚を染み込ませていくのが良いと思います。指運びの経験値を増やすということにも繋がりますね。
弾きながら身につけるので、耳から音の情報も入ってきます。どの鍵盤がどんな音を奏でるのかも一緒に身につけることが出来ます。
また、イロイロな曲を弾いてみることで、レパートリーが増えることに繋がります。レパートリーが増えると、単純に楽しくなります。そして、いろいろな曲を弾いてみたくなります。
何曲か弾けるようになったら、少し難しい曲にじっくり挑戦するのも良いと思います。
難しくて弾けないと悲観しそうになっても、「この曲なら弾ける!」と簡単な曲を弾いて自信を取り戻すことも出来ます。
演奏している様子を録画して客観的に確認する
ピアノがある程度弾けるようになったら、弾いている様子をスマホ等で録画をしてみる事がおすすめです。
録画した映像を見返すと、色々なことがわかります。
・スムーズに弾けていると思っていたのに、テンポが悪い。
・いい味出して弾けていると思ったら、演奏がスローすぎて聞いていられない。
・音を繋げるように弾いていたのに、音がブツブツ途切れている。
・ちゃんと弾けてると思ってたのに、ミスタッチが目立っている。
出来ていると思っていた自分に、出来ていない自分の姿が突きつけられます。
そうすることで、自分の演奏でどこを直すべきかを客観的に捉えることが出来ます。
手元も録画できれば、指の動きがぎこちないところは運指(指の動き)を見直す事ができます。
課題が見つかれば、そこを重点的に直すよう練習することができます。
自分の演奏を見直すためにも、定期的に動画撮影することはおすすめです。
毎日練習する
すごく効果的で、すごくシンプルで、すごく難しいのが「毎日練習する」ということです。
例えば毎日1時間練習しようと目標を立てたとします。しかし、毎日1時間の時間の確保は難しいと思います。最初の3日は続いたとしても、なにかの拍子に時間が確保できず「1時間確保できないから今日はムリ」という理由付けでやめてしまう。
ちゃんと決めた時間を確保して練習しようとする真面目な方なんだと思います。
そこで、毎日続けるコツをお伝えします。
真面目で続かないのであれば、真面目にやらなくていいと思います。
時間も、1時間の確保が続かないのであれば、毎日5分でも良いと思います。
5分が難しいなら1分でも良いと思います。
短時間でいいので「毎日ピアノに触る」事を目標にしましょう。
一度ピアノに触れて調子が乗ればそこから1時間くらい練習しちゃいます。
私は5分のつもりだったのに、楽しくなって2時間くらい引き続けた事もありました。
まずは簡単な事から始めて、ピアノを毎日続けてみましょう。
■まとめ
ピアノを独学で練習する方法についてお伝えしました。
「独学」を活かした練習方法と言うことで、技術の向上よりいかに楽しく練習に取り組むかということを中心にお伝えしてきました。
楽しみながらピアノの練習に取り組む方法、参考になれば幸いです。
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