「いつか使うかもしれない」
「必要になるかもしれない」
「万が一のために」
と考え、手放せずにいるアイテムが、実は家の中で場所を取っているだけかもしれません。
そんな「将来使うかもしれない」と考えがちなものを見直し、処分することをお勧めします。自宅で眠っているアイテムを探し、見つかれば迷わずに処理しましょう。
1.引っ越し後に使うかもしれないキッチン用品
キッチンには、念のために置いてあるアイテムがたくさんあります。
来客用の食器
普段使わない食器を「来客用」「特別な日用」として保管していますが、実際にそれらの特別な日が過去1年間にどれだけあったかを思い返してみてください。
自分にとっての「特別な日」が何かをはっきりさせましょう。特別な日はそう頻繁には訪れません。一度も使っていないのなら、それらを特別な日用として保持する必要はありません。
故障時に備えた食器類
普段使っているお箸やスプーン、フォークが壊れた時のために新品をストックしている方もいるでしょう。
しかし、こうしたアイテムはしばしばギフトとして受け取るもので、需要に対して供給が過多になることがあります。このまま保管し続けると、使う機会はなかなか訪れないでしょう。
ほとんど使わない調理器具
料理が趣味の人は、特定の料理を作るためだけに調理器具を購入することがあります。例としては、ヨーグルトメーカーやワッフルメーカー、ホームベーカリーなどが挙げられます。
購入当初は頻繁に使う予定であっても、興味が薄れてしまうと、それらは使わずに保管されがちです。
2.自分に合わなくなった衣類やアクセサリー
「いつかまた着るかもしれない」と思って保管している衣類を見直す時が来ました。
ダイエット後に着る服
かつて着ていたサイズが小さくなってしまったジーンズなど、将来体重が減ったら着ると思って保管している人は多いですが、このような理由で流行遅れの衣類を多く持っていることもあります。
しかし、年齢が上がるにつれて基礎代謝も下がり、生活スタイルが変わらなければ痩せるのは難しいです。多くの有名人も年齢と共に体形が変わるものですし、ファッションの流行も絶えず変わります。
特別な機会のために保管しているドレス
フォーマルな衣類はあまり頻繁には着用しないため、大半の時間をクローゼットで過ごします。久しぶりに着ようとしたら、サイズが合わなかったりデザインが古く感じられたりすることがあります。長期間の保管で生地が傷んだり、シワや匂いがついたりすることもあります。
実際に着ることなく新しく購入する羽目になることが多いため、特別な日のために服を用意するなら、レンタルを活用するか、シンプルで多目的に使えるデザインの服を一着持っておくのが良いでしょう。
使わなくなったバッグや靴
靴やバッグを趣味でたくさん買うこともあるでしょうが、使わなくなるアイテムも増えがちです。気に入って購入したものほど、手放すのが難しいものです。
しかし、そのアイテムが今の自分にとって本当に必要かどうかを考えてみましょう。流行やライフスタイルの変化によって、使いづらくなることもあります。
「この1年で使用したか?」「現在の自分に合っているか?」「現在の生活スタイルに必要か?」と自問してみると、答えがはっきりするはずです。
状態が良いものは、リサイクルショップで売ったり、友人や家族に譲ったりすることをおすすめします。誰かに使ってもらえる方が、ただしまい込んでおくよりもずっと価値があります。
3.書類の整理:どの書類を保管し、どれを処分するか
紙に書かれた情報は重要そうに見えますが、実際に全ての書類を保管する必要はありません。
過去の業務資料
以前のプロジェクトや仕事で使った資料を「また役立つかもしれない」と考え、保持していることはありませんか?
もし同じ状況が再び起こることが確実であれば、大量の紙を保管する代わりに、重要な情報だけをデジタル化して保存し、必要な時にすぐにアクセスできるようにしましょう。もし仕事の内容が年ごとに変わっている場合、それらの資料はもはや役立たずである可能性が高いです。
保管する場合は、本当に重要なものだけを選び、適切に整理してください。
個人的なメモ
かつて革新的だと感じた自分のメモも、時間が経つにつれ価値が失われることがあります。
保存した仕事のアイデアや料理のコツが実際に役立った経験はありますか?
また、感動した言葉や励ましの言葉も時間が経つとその影響力を失うことがあります。手書きのメモは読み返すのが難しい場合もあります。
期限切れの保証書や古い取扱説明書
保証書は有効期限が過ぎれば無意味になるため、期限切れのものは処分すべきです。
また、取扱説明書は現在ではインターネットで簡単に参照できるため、紙のコピーを保持する必要はありません。
このように不要な書類を処分することで、スペースを有効活用し、情報の管理を効率化できます。
4.将来のために溜め込んだアイテムを整理する
趣味やレジャー用品を「いつか時間ができたら使う」と考え、先延ばしにしてしまうことはよくあります。
未読本の見直し
読み終えた本を「再び読むかも」と保持したり、未読の本を「時間があれば読む」と思って本棚に積んでいる方も多いでしょう。
しかし、本当にそれらの本を再び手に取るでしょうか?
通常、読む意志があるならば既に読んでいるものです。新刊に目が行きがちな読書好きにとって、過去の本にはなかなか戻らないものです。
手芸や工芸の材料
「いつか使う」と考えて保管している手芸や工芸の材料も、使う予定がなければ収納スペースを無駄に占めることになります。
現在進行中のプロジェクトで使用する具体的な計画がない場合は、その材料を手放すことを検討しましょう。素材の好みが変わる可能性もあります。
使わなくなった楽器やゲーム機
かつて子供と一緒に楽しんだ楽器や、ライフスタイルの変化で使わなくなったゲーム機も、感傷的な理由から手放すのが難しいかもしれません。
しかし、それらを最後に使ったのはいつでしょうか?現在の生活において実際に活用しているでしょうか?
楽器は定期的なメンテナンスが必要で、ゲーム機も放置すれば故障のリスクがあります。これ以上使わないと思うなら、他の誰かが楽しむ機会を提供するのが良いでしょう。
まとめ
「いつか使う」と考えて手放せないアイテムは、実際には「使用予定」がなく、「捨てるのがもったいない」と感じているだけかもしれません。
物を持つことはコストが伴います。視覚的な混乱や管理にかかる時間、エネルギーなど、そのコストを考慮して、本当に保持する価値があるかどうか再考しましょう。