9インチの画面は、普通のパソコンやタブレットにはあまり見られないサイズですが、車のナビゲーションシステムではよく用いられます。
このサイズの画面はどれくらいの大きさなのでしょうか。
また、ピザを選ぶときに「9インチ」というサイズを目にすることがありますが、その大きさは一体どれほどなのでしょう。
この記事では、9インチがセンチメートルやミリメートルでどれほどのサイズなのか、そして実際の9インチの画面サイズがどれくらいかをご紹介します。さらに、9インチが日常的にどれくらいのサイズ感なのかも探っていきます。
タブレットでは9インチは小さめのサイズにカテゴライズされますし、ピザで言えば同じく小さなサイズと感じられるでしょう。
9インチは何センチ?
9インチをセンチメートルで表すと、約22.86センチメートルになります。
1インチが2.54センチメートルであるため、9インチはおよそ20センチメートルちょっとということになります。例えば、ドミノピザのMサイズは直径がほぼ23センチメートルで、これは9インチとほぼ同じです。このサイズは、1~2人で食べるにはちょうどいいと言えます。
後半では、このサイズが実生活でどのように感じられるのか、より詳しくご説明します。
9インチをミリメートルでどれくらい?
9インチをミリメートルで表すと、約228.6ミリメートルになります。
この計算は、22.86センチメートルに10を掛けることで簡単に出来上がります。
9インチディスプレイの実際のサイズは?
ディスプレイのサイズにおける9インチ(22.86cm)は、画面の対角線の長さです。
そのため、長辺と短辺の比率によりサイズ感が変わってきます。長辺と短辺の比率はアスペクト比と呼ばれでいます。
それでは、9インチのディスプレイが実際にどのくらいの大きさかを、画面のアスペクト比によって異なる寸法で見てみましょう。
16:9アスペクト比の場合
16:9というのは、横に長いワイドスクリーンの比率としてよく知られています。
特に車のナビゲーションで頻繁に採用されているこの比率の9インチディスプレイでは、以下のような寸法が一般的です。
横幅約19.92センチメートル
縦幅約11.21センチメートル
16:10アスペクト比の場合
16:10の比率は、16:9に比べて少し縦長です。
9インチのパソコンは珍しいですが、13.3インチや14インチなど、少し大きめのノートパソコンではこの比率のものがよくあります。
9インチで16:10の比率の場合、寸法は以下の通りになります。
横幅約19.39センチメートル
縦幅約12.12センチメートル
4:3アスペクト比の場合
4:3の比率は、昔のブラウン管テレビで使用されていた伝統的な比率です。
この比率を持つ画面では、古い映像を見る際に画面の左右に黒い帯が表示されることがあります。
iPadなどの現代のデバイスにもこの比率が使われています。9インチで4:3の比率の場合、寸法は以下になります。
横幅約18.29センチメートル
縦幅約13.72センチメートル
9.7インチiPadのサイズについて
通常、9インチのコンピューターやタブレットはあまり多くありませんが、iPadには9.7インチモデルがあります。
このサイズのiPadが最新として市場に出たのは2018年でした。
このデバイスは4:3の画面比率を持っており、具体的には次のようなサイズです。
9.7インチiPadの幅は約19.71センチメートル
9.7インチiPadの高さは約14.78センチメートル
9インチのサイズと身近な物との比較
9インチは約22.86センチメートルになりますが、このサイズをもっと身近な物で例えてみましょう。
千円札1.5枚分
千円札の大きさは、縦76ミリメートル、横150ミリメートルです。
これに基づくと、千円札1.5枚の長さは約22.5センチメートルとなり、9インチのサイズと非常に近い(わずか0.36ミリメートルの差)です。
2枚の千円札を使って、一枚を半分に折り、もう一枚を横に並べると、9インチの長さを簡単にイメージできます。
ほとんどの人が財布に千円札を持っているので、これは9インチを測る簡単な方法です。
硬式野球ボール3個分
硬式野球ボールの直径は約72.93ミリメートルから74.84ミリメートルの範囲にあります。
これらを横に3個並べると、長さは約218.79ミリメートルから224.5ミリメートルとなり、9インチにとても近いです。
野球をしない人には家に野球ボールが3個もあることは珍しいかもしれませんが、野球の試合を見たことがある人なら、このサイズ感を簡単に想像できるはずです。
野球ボール3個分の長さを知っておくと、9インチの大きさがより理解しやすくなります。
バスケットボールのサイズについて
バスケットボールはいくつかの異なるサイズがありますが、主には以下の直径があります:
5号球(小学生用)は直径が約22センチメートルです。
6号球(女子や中学生以上向け)は直径が約23.2センチメートルです。
これらの情報から、9インチ(約22.86センチメートル)は、5号球と6号球のバスケットボールのサイズの中間くらいにあることが理解できます。
350ml缶飲料の高さ
市場で見かける350mlの缶飲料の高さは一般に約115ミリメートルです。
このサイズの缶を2つ積み重ねると、全体の高さは約230ミリメートルになり、これは9インチ(約228.6ミリメートル)の長さに非常に近いです。
この小さな違いを通じて、日常生活でよく見かけるアイテムを使って9インチのサイズ感を把握することができます。
次に350mlの缶飲料を2本買った時には、その高さを確認してみると良いでしょう。
まとめ
9インチ(約22.86センチメートル)は、周りにある身近な物を用いてその長さをイメージすることが可能です。
たとえば、千円札1.5枚の長さを使って想像すると理解しやすいかもしれません。
また、9インチの画面サイズは、特にカーナビでよく使用されるサイズで、その多くは16:9の画面比率を採用しています。
この記事で触れたサイズを参考にして、実際の物と比較してみることをお勧めします。